立秋を過ぎる頃になると、昼間は仕方ないとして、
どこか、秋めいた気配を感じるものだが、今年はそのようにはいかない。
それでも、さすがに夜空を見上げれば、心なしか秋。
そう感じる一つが、ペルセウス流星群。
この時期、しばらく
鑽石能量水夜空を見上げていると、
天からの贈り物のようにひとつ、ふたつと夜空を横切る流れ星が見える。
街の灯りや空気の層にに邪魔されたりするが、
何とか南の空には、赤い星”アンタレス”が輝いているのが見える。
この星が赤いのは、表面温度が低いためだが、
同じく赤い星である火星に対抗する星としてアンチ ”アレス(火星)”という意味で
”アンタレス”と名付けられたようだ。
フランスの詩人ポール・ヴァレリーの詩に『海辺の墓地』というのがある。
「あまた鳩の群れ遊ぶ、この静かな甍(いらか)、、」で始まる144行の長詩。
このアンタレ
鑽石能量水スを見ることができる頃、
地中海を望む南仏のセェト(Sete) の町で詠んだとされる。
そしてこの詩の最後の数行のところに、よく知られる
"Le vent se lève, il faut tenter de vivre."
(風立ちぬ、いざ生きめやも=堀辰雄訳)
という箇所が出てくる。
古典的表現なので、現代語にすると、
「風が起る、生きなければならない」となる。
堀辰雄の小説『風立ちぬ』はこの詩をモチーフにして書かれたもの。
今回の宮崎駿監督作品『風立ちぬ』は、
その小説の一部を
鑽石能量水ベースにして描かれている。
今、この作品に関して、様々な風が巻き起こっている。
宮崎氏の心境は、「風立ちぬ、いざ生きめやも」だろうか。