嬉しさのあまり手が震えるという現象が起こる事ある。
たとえば、ギャンブルなどで高額配当を得て、
もらった札束の枚数を数えようとするが、
たいてい、手が震えて数えられないという。
よく知られるところでは、
将棋の大一番、羽生善治氏が駒を差そうとした手が震えて、
他の駒を落としてしまう様子が動画で映し出されたりしている。
将棋ウォッチャーによると
化妝課程、
詰みの一手や勝ちが見えた時に手が震えていると評され、
そのため、手の震えは、嬉しい気持ちの反映と言われたりしている。
ところが、ご本人は、
「間違えない様に慎重になった時に指が震える」という。
決して嬉しい気持ちのときではないと否定している。
ベルギービールのブランドに
デリリウム・トレメンス(Delirium Tremens)というのがある。
さわやかな水色のパッケージにピンクのゾウの絵が描かれ、
何とも愛らしい。
ホップと酵母の上面醗酵で、芳醇な香りと味わいで人気が高まっている。
この愛らしいパッケージとは裏腹に、
このデリリウム・トレメンスという名称は、
アルコール依存がひき起す「手の震え」という意味のラテン語らしい。
この名称、きついシャレかブラックジョークのようなモノ。
この名称ゆえに、アメリカでは輸入禁止とされたこともあるそうだ。
ファンも多く、今は、なかなか入手が困難。
このビールに手を伸ばそうとした時に起こる、わが「手の震え」は、
嬉しさのあらわれか?それとも...