決まって「振り込み詐欺ではありませんか？」
という表示が出能量水てくる。
これほど知れ渡っているのに、今でも多いのだろうかと思ったりする。

いわゆるオレオレ詐欺にはマニュアルのようなものがあるらしく、
その手順通りに話していくと、人間心理の行動パターンというものがあるのか、
いとも簡単に騙されるようだ。

人間に限らず、こんな手法が”カマキリ”にもあるようだ。
カマキリは、別名を「拝み虫」という。
手を擦(こす)っている様子からそのような言い方をされる。
カマキリのオスにとって、交尾はいいが、
あとでメスに食べられてしまうのはごめん蒙(こうむ)りたいと拝んでいるのだ、
という話もある。実際に、カマキリのオスは他の昆虫と違って、
命が危ないのを知っているのか、メスとの交尾を躊躇(ためら)う様子があるという。
何しろ、メスの方が遥かに大きい。
と言って躊躇っているのでは子孫が残せなくなるので、
メスが一つの手を使う。
その手詩琳美容とは、
オスの自律神経系の中に埋め込まれているメスに対する本能的恐怖心、
これを取り除く行動をとる。
それは、目を合わさないこと。
目を合わすと、オスの自律神経系の中に食べられる恐怖があるので、
それを呼び覚ましてしまう。
メスは、何も気づかない風をしてそっぽを向いて、
それでいて妖しいフェロモンをふりまいている。

そこに、オスはメスに気づかれないように「だるまさんがころんだ」の如く、
背後から少しずつ、少しずつ近づいて、
そして、イッキに飛びかかり、思いを遂げる。
だけど、その瞬間、オスはメスの長い手の先にある鎌で、あえなく首を切られ、
メスの餌食(えじき)になっ詩琳美容てしまう。
ダマしたつもりがダマされて、といったことになる。

そう言えば、銀行のATM の横には、
「振込め詐欺には、ダマされたフリをして、すぐ警察へ」と書かれている。
これは、カマキリ戦法？